年を取ると大半の方は歯を失い、入れ歯をすることになります。
しかしその一方で、いつまでも自分の歯を保ち続けている方もいます。
何がその違いを生んでいるのでしょうか?
答えは「予防」に対する考え方の違いにあります。
あなたは、歯の定期検診やクリーニングを受けていますか?
おそらくほとんどの方は受けていないと答えると思います。
ここに、興味深いデータがあります。
国別に定期検診・クリーニングを受けている人の割合と80歳になった時の歯の本数を比較したものです。
ご覧の通り、明らかな違いがあります。
スウェーデン、アメリカ、イギリスは歯科先進国と言われている国です。
一方、日本はその逆で歯科後進国と言われています。
予防に対する意識が低く、定期検診やクリーニングをしていないからです。
その違いがこれだけの差を生んでいるのです。
実際のところ、「ちゃんと歯磨きしているのに虫歯になってしまった」という方は多いです。
それは歯磨きでは取り除けない汚れ(歯石など)があるからです。
この汚れは歯科医院でなら、専用の器具を使うことで取り除くことができます。
では実際に当院ではどのようなことをしているのか。
詳しくご紹介します。
一人ひとりに合わせた、オリジナルの治療プログラムを作成します。
生きた細菌を観察できる位相差顕微鏡による検査です。
細菌の種類、活動性などを調べることができます。
唾液には多くの細菌が含まれています。
これを調べることで、虫歯や歯周病のなりやすさ(リスク)や細菌の量などを知ることができます。
歯や骨の状態を撮影することができる装置です。
目には見えない虫歯や歯周病を発見することができます。
虫歯や歯周病の正体は細菌による「感染症」です。
つまり細菌が悪さをすることで起こる病気なのです。
細菌を殺菌し、繁殖させないこと。
予防ではこれが大切です。
治療の過程で殺菌効果のある機能水を活用します。
人体には悪い影響はありませんのでご安心ください。
抗菌剤を塗布したマウスピースを着用して歯周病菌を除去する治療法です。
装着するだけですので、患者さんに負担はありません。
口の中には人体にとって良い働きをする善玉菌と、悪さをする悪玉菌がいます。
悪玉菌が増えて細菌のバランスが崩れると虫歯や歯周病になりやすくなります。
プロバイオティクスを服用することで口腔内の細菌バランスを整えることができます。
専用の器具を使い、歯の表面や歯と歯の間にある汚れや細菌を落としていく処置です。
歯磨きでは落とすことができない汚れまで綺麗にすることができます。
当院では歯科衛生士の担当制を取り入れています。
患者さん一人ひとりに専任の歯科衛生士が付くことで、信頼関係の構築、ライフスタイルの把握、計画的な管理が行えるからです。
「虫歯になったから削る」
「歯周病になったから歯石を取る」
これらは今まで当たり前に行われてきた治療ですが、本当の意味で問題を解決することはできません。
大事なのは「なぜ悪くなってしまったのか?」と追及すること。
そのために行うのが「検査・診断」です。
年を取って歯を失ってしまうのはその視点が失われてしまっているからだと私は考えています。
今までの治療は「悪くなった」という現象にしかアプローチしない対症療法でした。
ですが、本当に必要なのは科学的な根拠に基づいた「原因療法」なのです。
クリーニングで歯の表面に付着した汚れ、黄ばみなどを取り除くことで本来の歯の白さに近づけることができます。
保険適用。スケーリングにより歯周病の直接の原因となる歯垢・歯石を除去した症例。
リスクとしては、周囲の歯肉などが傷つく可能性が稀にある。
やることは定期的(1~3ヶ月に1回)にクリーニングに通うだけです。それだけで口の中が綺麗で清潔になり、虫歯や歯周病を予防できるのですから一石二鳥です。
あなたはどんな風に歯磨きをしていますか?
あまり知られていませんが、実は適切な方法があります。
「バス法」「フォーンズ法」「縦磨き」と言われている方法です。
ただゴシゴシと磨いただけでは、汚れは落ちてくれません。
正しい歯磨きと歯科医院でのメンテナンス、2つが揃うことで最大の効果を発揮することできます。
当院では歯磨き指導の他、歯間ブラシやデンタルフロスの使い方も積極的にお伝えしています。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。
料金体系は料金表をご参照ください。